稲庭うどん創作料理店「麺酒菜おり座」
秋田にやってきた当初の目的は「稲庭うどんが美味しくてたくさん食べたかったから」でした。
だがしかし!稲庭うどん、全然食べてない。
ついったで呟いたところ、秋田出身のフォロワーさんがおすすめのお店を教えてくれました。それがこれ。
一回通りすぎてしまい、駅前をぐるぐる回ってしまいました。駐車場はお店の前と、横にもあり、10台前後は停められるみたい。
営業時間は
ランチタイム 11:00~14:30(LO14:00)
ディナータイム 17:00~23:00(LO22:30)
とのことです。
私は平日18:00に到着したのでまだまだ駐車場も店内も空いていたのですが、私が食べ終わった頃の19:00までにどんどんお客さんが増えていってました。駅前なので交通の便もよく、人気なのですね。
ちなみに店内、カウンター席10席程とグループ用個室席がたくさんあるようで、コミュ障ぼっち客の私もカウンターのすみっこで余裕でゆっくりできました。
迷った末、やはり王道稲庭うどん!湯葉が乗ってるやつにしました。
それだけでは寂しいので、人気メニューでピックアップされていたひとつ、比内地鶏のとり天と、ノンアルコールのりんごジンジャーも!
うわー、全部美味しそう。ちょっとだれかー、居酒屋で一緒に呑もうよー。
いろんなメニューをシェアしながらのみたい。
ところで私、ぽんこつな舌なので、自分で不味いと思わなければ全て「美味しい!」となり、食レポに必要な味覚の繊細さを一切持ち合わせていません。
ある意味しあわせ、ある意味不器用。
はい、しあわせ。美味しいよぅ~
うどんはつるつるのお箸で掬いにくいのでと割り箸も付けてくれる細やかさ。とろとろの湯葉の上にはイクラが乗ってて、これまた味もしっかりしてて美味しい。
細麺でこしのある稲庭うどんと、あっさり出汁。ほっこりする。
比内地鶏は荒塩と抹茶塩と梅塩、そしてレモンがついています。
冷めるとお肉、ちょっと固くなっちゃいましたが美味しい~!油もの一人では胃もたれしないかちょっと心配でしたが、ぺろりと完食できました。
珍しくて頼んでみたりんごジンジャー。まさにりんごとジンジャーでした笑
うどんは茹でるのに時間がかかるそうで、先にとり天から来ました。まだ空いてる時の私のオーダーでさえ待ち時間はしばしあったので、込み合ってると料理出てくるの遅いかも。複数人でだべってると気にならないかもだけど。
これが私の食レポの限界か…?!食事については悪い点を指摘できないのが私です。全部はなまる~
温泉や宿についてはばんばん批評できちゃうのにね。何の価値観の違いなのだろう。不思議。
ほんとに美味しいのかー?と気になった方はぜひ食べてみて感想をください!
また行きたいなー。創作稲庭うどんにも挑戦してみたい!
乳頭温泉郷・蟹場温泉
乳頭温泉郷で注意が必要なのは、立ち寄り入浴の時間帯です。
これは湯めぐり帖の表紙裏ですが、大体16時ごろで受付終了してしまいます。湯巡りするなら早めの行動を!
黒湯温泉に着いたのが13時。それから14時すぎに孫六、そして15時半ごろに今回最後の湯、蟹場温泉へ到着。なかなか良いペースです。「かにば」かと思っていたら「がにば」だった!がにばおんせん。
今回は数をこなすのが目標だったため、ここでやっと頭を洗いました。湯巡りしたら汗が吹き出るので、どっちみち最後に頭は洗ったほうがよいですね。デトックス!
ここでは時間帯で男女の変わる露天風呂が渡り廊下の手前側にあり、その奥に内湯がふたつ。これは男女別で、手前が小さな石造りの浴槽で、奥が昔ながらの木造大浴場でした。
蟹場温泉は、今まで巡った乳頭温泉郷の中で、群を抜いて温度が熱い!!!平均44度程です。熱湯が苦手な方は、一瞬浸かることすら難しい温度。
お湯は単純硫黄泉で、白い湯の花が舞い踊る比較的透明なお湯。熱すぎて長湯は出来ませんが、源泉100%だなと納得できるお湯の質感でした。露天風呂は洗い場がなく桶が数個あるのみなので、みどりの景色とお湯を楽しんで内湯へ。
時間と体力の関係で石造りの内湯はスルーしましたが、熱いのがダメな人は恐らくここが一番マシかと。奥の大浴場は浴槽が大きいのと熱湯の供給量が多すぎて、水を足しても全く温度が下がりませんでした。数分水をいれてかき混ぜても45度!地獄?
岩風呂は実際入ってないのでどのくらいの湯温かはわかりませんが、浴槽の大きさから比較的ぬるくしやすいかなーと思います。洗い場(シャワー付き)とシャンプーなどのアメニティもありました。
そして大浴場。脱衣場には洗濯機と乾燥機があったので、ここも湯治場として活躍しているようですね。
洗い場にシャワー付きカランがふたつあったのですが、壁際の方、故障していたのか水の出し方が分からず、登山帰りの賑やかなおばちゃんが私の使うカランを待つ羽目に…。うぅ、ゆっくり洗いたかったけど…。
なかなかぬるくならない熱湯大浴場なので、湯あたりにご注意ください。福島の飯坂温泉を思い出しました。
洗い場の数は少ないですが、脱衣場も浴場も広めで公衆浴場感があります。
このサムネにあるお風呂に入った記憶はないのですが、宿泊者専用なんでしょうか?
浴後はしっかりと水分補給しましょう!
乳頭温泉郷・孫六温泉
黒湯温泉は休暇村からひたすら狭い悪路を抜けて辿り着いたのですが、その黒湯温泉駐車場の奥にまだ道は続いていて、どうやら孫六温泉に繋がっている様子。
次の湯が決定しました。
その先も変わらず悪路を行き、辿り着いたのはダムの工事現場。あれ?行き止まり???立ち入り禁止の札に運転席であたふたしていると、工事現場のおにーさんが「ちょっと手前の坂に駐車場がある」と教えてくれました。ってそれ、工事車両の縦列駐車じゃなかったのかー!看板たててくれー!言われないと分からないぞぉー!
バックしてなんとか車を止め、ダム横にかかる橋を渡り反対岸に。なるほど。車では行けないのね。だからナビでは案内候補に出なかったのか。
それにしても下を流れる水が真っ赤なんですが、これは温泉成分?それとも工事後の水路の着色剤?
これまた寂れた味のある建物群。一昔前で時が止まってるタイプの宿でした。
だけど敷地内の案内用紙とか、ワードアートとか駆使してパソコンで頑張ってた。これ作ったのおじいちゃん?まさかね…。
受付の超スローペースな微笑ましいおじいちゃん…。この案内板、受付の場所指し示してないから迷っちゃったよ。面白かったから許すけど!なんとか受付見つけてお風呂入れて良かったわ!
混浴、今回も貸切かと思いきや、丸裸でさあ入ろう!というときに扉を開ける音が。やばい!間一髪でタオルで隠し、そそくさと退散。おじさんとめちゃくちゃ目があった…。脱衣場と混浴の風呂場を仕切る扉の窓ガラスが透き通ってるのは、現代ではちょっと乗り遅れ感というか、きっとこういうところが黒湯温泉との違いなんだなーと。
ただ、女性の脱衣場の奥に女性専用露天があったので、そこは助かりました。
精神的にドキドキしててあんまりお湯のこと覚えてないのですがw
混浴はちらっと見ただけで全く入れなかったけど、それは羞恥心の敗北なので…。仕方なし。混浴はもともと誰彼構わずみんなで入って楽しむお湯なので、ここで文句を言うなら男女別の湯だけにはいればいいのだし。
男女別の唐子(からこ)の湯。やはりというか、シャワーもない古めかしい湯小屋。
お湯の温度はこの日色々入りすぎて印象薄いのですが、おそらく40度いくかいかないかのぬるめだったと思います。湯船の中まさぐっても見当たらない湯口。男湯と浴槽下部が繋がっていたので、男湯に新鮮なお湯が入ってるのかも。
浴槽内が見辛く、コンクリートや石の塊が、腰掛けと椅子がわりに底に沈んでいるのでお気をつけて。経年劣化により木がカビたりささくれたっていたりしますが、そこは寂れた雰囲気演出ということで。お湯は滑らかでのんびりできそうでしたが、時間の関係でそそくさと上がりました。
川向こうから覗いたときの寂れた雰囲気から、きっと設備整ってないだろうなと思ったので、頭や体は洗わない前提での立ち寄りでした。何も気にしない人は気にしないだろうけれど、洗い場らしきものは見つからなかったし、ドライヤーも果たして存在しているのか…。
黒湯温泉とは雰囲気も随分違い、かつ山奥にひっそりと佇むので「穴場」ではあるかも。と言っても黒湯温泉からの近道を通ってるので、194号線からの行き方はどのような道かは分からないのですが。恐らくツアー系の人数は入れないキャパなので、比較的静かにお湯を楽しめそうです。
今ネットの口コミ見たら、車の乗り入れ不可能…?ま、まじかぁ…??
(正直いうと、唐子の湯はお湯の循環が目に見えなかったので、衛生的に不安な印象が…循環されていても加水されていても、どばどば新しい湯が入り浴槽から流れ出ていく方がまだ安心できますね…。)
サイトも独自のものはなく、予約も問い合わせのみ。ほんとに有名温泉地のひとつ?!と疑うほどの秘湯ぶり!
好きな人はほんとに好きそうだけど、確実に万人受けはしないタイプです。
ご興味ある方は是非に。
乳頭温泉郷・黒湯温泉
鹿角方面から玉川温泉を通りすぎて、田沢湖の山あいの乳頭温泉郷へ。約二時間半ドライブ。玉川温泉横を通りすぎるときの硫黄臭は凄まじいですよね。走る車のなかでもにおうんですから。
私は玉川温泉、好きですが、一年前に訪れたときに「ここは観光地ではない。軽い気持ちで来てはいけない療養地だ…」と、温泉カルチャーショックを存分に受けたものです。まぁ、観光気分でふらふら~っと訪れた私たちもちゃんとおもてなししていただいたのですが!超硫黄と超酸性泉。なかなか出会えない貴重なお湯で、めっちゃ興奮してました当時。
今回は硫黄の香りを嗅ぐだけにして、ばりばり観光地な温泉へ。
受付のお兄さんに混浴と男女別は泉質違うと教えてもらいました。「靴箱の下段の長靴はスタッフのものなので、それしかなければ貸切です」とのことで、最初は混浴から!天候不良と13時という絶妙な時間帯のおかげで、混浴完全貸し切りでした。雰囲気のある建物群と、これこれ!白くなめらかな硫黄泉。しあわせ~。
湯温はそこまで熱くなく、40度前後。脱衣場は仕切られているものの、浴槽や道は完全に同じでちょっとハラハラしながらの入浴。内湯の一番奥にため湯式の洗い場がありました。
公式ホームページ見てたら、混浴にも打たせ湯あったそうな。気づかなかったぜ…。
男女別のお風呂は、広い脱衣場と大きな熱めの内湯。扉から外に出ると雄大な崖と自然を望む露天風呂に、ふたつの打たせ湯小屋(女湯のみ)。
白いお湯!いいですねぇ~。濃厚さでいうと福島の中ノ沢温泉など、もっと強烈なやつらもいるのでアレですが。なめらかな質感。濃すぎず薄すぎずという感じでいいかもしれません。打たせ湯が力強くて良かった。イタキモチイイ~~~。
工事な関係で、露天風呂は長期に渡り眺めが悪くなっているとのこと。
内湯の洗い場はこちらもため湯式。ただし個室風でなかなか趣があり良かった。洗面器で貯まったお湯をすくうんですが、洗い場にはリンスインシャンプーやボディーソープもあり、さすがです。ちなみにドライヤーはなかったようなのでご注意。
旅館と自炊棟がある本格派湯治の宿ですが、若い人も入れ替わりで入ってきて、人気の高さが伺えました。あと不便さはあるけど整備されていて気持ち良かったです。
乳頭温泉郷
遠かった…。
去年7月に知人と乳頭温泉旅行に行き、宿泊した妙乃湯さんで湯めぐり帖を購入していました。1800円だったかな?少し値が張るし、購入出来るのは宿泊者のみという縛りつき。ただし、乳頭温泉7箇所がスタンプのみで入浴可能。ふむ。
当時は時間の都合で休暇村と、宿の人からのアドバイスで鶴の湯さんにお邪魔しました。鶴の湯の茅葺き屋根の宿泊棟の長屋、すごかったなー。
あれから一年。なんと手形の有効期限は一年。
やっばーい!
頑張っていきました!今回の成果としましては、
に行きました!ちなみにおり座さんは大仙市駅前なので乳頭温泉郷から約一時間ドライブしてます。
濃厚な1日でしたねー。では早速レポートを。
小分けしていきます。
あいのり温泉
張り切って遊びまくっていたら風邪を引いたわらびーです。
秋田北の内陸部に拠点を置いているので、大湯温泉(激熱系単純泉)や鹿角の銭湯などに寄りつつ、比較的冒険せず過ごしてました。せっかくの休みなのに遠征出来ないなんて!!!
最初に訪れた新屋温泉(みどりの湯)に再訪しようかなぁと思いましたが、せっかくなので「青森五色温泉」のひとつ、赤の湯・あいのり温泉へ!
団体のお客さんがカラオケ大会の真っ最中でした。
脱衣場のおばちゃんの会話も聞き取れない…な、何語???
フロントまわりは雑多な感じでしたが脱衣場はきれいめで、少し狭めだけれど利用はしやすい。
室内に洗い場が10程(リンスインシャンプーとボディソープが数ヶ所あり)と、40度前後のぬるめの内湯。
外に出ると赤いお湯の小さめの湯船が虫除けの小屋の中にあり、そこから飼育小屋のような扉を開いて完全に外に出ると、大きな露天風呂があります。こっちは内湯と同じ泉質ですがあつめで42度ほど。源泉掛け流しとのこと。内湯は加水してあるようですね。
立ち寄りの人や宿泊の人(はいたのかな?)が多く、人気さが伺えました。
ホームページにも赤湯の写真がなかったので残念なのですが、すこーし鉄臭いような、独特な香りで、湯温もあつめなのでかなり温まります。冬に入ると気持ち良さそう。私は雪が怖いので冬には来ませんが!!
道の駅で自然薯うどんや自然薯たこ焼きいただきました!美味しかった~!
あと100%りんごジュース安くて美味しすぎ。青森最高かよ!!!
蔦(つた)温泉
八甲田から奥入瀬(おいらせ)渓谷へ抜ける途中、ぽつんと点在する蔦温泉。酸ヶ湯の次の日に弾丸で行ってきました。満喫しすぎ?
こちらは蔦沼というすぐ近くの景勝地が有名なようで、特に紅葉時期がすごいらしいですね。なんと、小雨降ってたので次回でいっかーと訪れませんでした。徒歩数分の名所を。どれだけ温泉命なんだ私。
入湯料は800円で男女入れ換え制の「久安(きゅうあん)の湯」と男女別の「泉響(せんきょう)の湯」を楽しめます。靴は袋にいれて持参する自己管理タイプ。
ここは混浴ではないので視線を気にせずはいれるぞ!ただし時間制限があるのでお気をつけて。
大きな浴槽の床は隙間が均等に開いていて、なんとここから源泉が湧き出しているらしい。源泉の上にある湯船。贅沢~
久安の湯は加水されてあり41度くらいですが、場所によっては42度を越えるほど熱くなってます。自噴源泉の調整できないサプライズ。
横に掛け湯専用の小さな湯船と、水風呂があります。シャワーはないので、ここは浸かるだけ推奨ですね。純粋にお湯と、源泉が沸き上がる泡を眺めて楽しむ感じ。
一緒になった人は、水風呂と湯船を行き来してました。そのくらい熱く、長湯できないんですね。私は水風呂苦手なので足湯でのんびりしてました。
泉響の湯はとても広い浴室が印象的です。天井が高い。
脱衣場も含め、設備も綺麗でアメニティ類も整っています。
久安の湯より熱い!42~44度くらい。新鮮な熱いお湯が絶えず流れ出ているので、古遠部式入浴法のトド寝が出来る?!むしろ推奨されているような余裕あるスペースが浴槽横に…笑
人が捌けたタイミング見計らってちょっとトド寝してみました。あつかったけど確かに、気持ちいいかも。
硫黄のような強い癖のない、さらりとしたお湯でしたが、通常よりさらさらしすぎでは?肌のするする具合がすごい。え、なにこれ?
最初は熱さでよくわからなかったのですが、半身浴しながらじっくり楽しむと分かるお湯の質感が心地いい。うーん、これはなるほど。いい湯だ。
さらさらの優しい湯。熱い新鮮な湯、癖はないけど癖になる湯。高めの入湯料とアクセスしにくい秘境の地ではありますが、蔦沼と合わせてそれだけの価値を持つ温泉かなと思いました。塩化物泉なので湯上がりぽかぽかです。
次はちゃんと蔦沼も行こうね。いいお湯ごちそうさまでした。