乳頭温泉郷・黒湯温泉
鹿角方面から玉川温泉を通りすぎて、田沢湖の山あいの乳頭温泉郷へ。約二時間半ドライブ。玉川温泉横を通りすぎるときの硫黄臭は凄まじいですよね。走る車のなかでもにおうんですから。
私は玉川温泉、好きですが、一年前に訪れたときに「ここは観光地ではない。軽い気持ちで来てはいけない療養地だ…」と、温泉カルチャーショックを存分に受けたものです。まぁ、観光気分でふらふら~っと訪れた私たちもちゃんとおもてなししていただいたのですが!超硫黄と超酸性泉。なかなか出会えない貴重なお湯で、めっちゃ興奮してました当時。
今回は硫黄の香りを嗅ぐだけにして、ばりばり観光地な温泉へ。
受付のお兄さんに混浴と男女別は泉質違うと教えてもらいました。「靴箱の下段の長靴はスタッフのものなので、それしかなければ貸切です」とのことで、最初は混浴から!天候不良と13時という絶妙な時間帯のおかげで、混浴完全貸し切りでした。雰囲気のある建物群と、これこれ!白くなめらかな硫黄泉。しあわせ~。
湯温はそこまで熱くなく、40度前後。脱衣場は仕切られているものの、浴槽や道は完全に同じでちょっとハラハラしながらの入浴。内湯の一番奥にため湯式の洗い場がありました。
公式ホームページ見てたら、混浴にも打たせ湯あったそうな。気づかなかったぜ…。
男女別のお風呂は、広い脱衣場と大きな熱めの内湯。扉から外に出ると雄大な崖と自然を望む露天風呂に、ふたつの打たせ湯小屋(女湯のみ)。
白いお湯!いいですねぇ~。濃厚さでいうと福島の中ノ沢温泉など、もっと強烈なやつらもいるのでアレですが。なめらかな質感。濃すぎず薄すぎずという感じでいいかもしれません。打たせ湯が力強くて良かった。イタキモチイイ~~~。
工事な関係で、露天風呂は長期に渡り眺めが悪くなっているとのこと。
内湯の洗い場はこちらもため湯式。ただし個室風でなかなか趣があり良かった。洗面器で貯まったお湯をすくうんですが、洗い場にはリンスインシャンプーやボディーソープもあり、さすがです。ちなみにドライヤーはなかったようなのでご注意。
旅館と自炊棟がある本格派湯治の宿ですが、若い人も入れ替わりで入ってきて、人気の高さが伺えました。あと不便さはあるけど整備されていて気持ち良かったです。